ヨドバシ・ドット・コム、９年連続で業種満足度１位 携帯電話でLINEMOが初登場１位　８業種79企業・ブランド調査

株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI（日本版顧客満足度指数）」の2022年度第2回調査（2022年7～8月実施）の結果が発表されました。

JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、今回は8業種（通信販売、携帯電話、フィットネスクラブ、銀行、ガス小売り、MVNO（仮想移動体通信事業者）、QRコード決済、電子マネー）の有力79企業・ブランド（ランキング対象は66）について測定しました。

14企業・ブランドが対象の通信販売（総合・モール型10、自社ブランド型4）は、ヨドバシ・ドット・コムが9年連続で1位になりました。2位は前回3位のJoshin web ショップ、3位は自社ブランド型でトップだった前回2位のオルビスと4位のファンケルオンラインが同点で入りました。ヨドバシが前回よりスコアをわずかに伸ばし、2位との差は6.3ポイントから7.6ポイントに広がっています。

携帯電話は前回までスマートフォン（4ブランド）とケータイ・PHS（3ブランド）に分けていましたが、今回からは大手キャリア（メインブランド、サブブランド）と大手3社のオンライン専用ブランドに分け、それぞれ6ブランドと3ブランドの合計9ブランドが対象になりました。その結果、ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMOが初登場で１位に輝きました。スコアは74.2で、2位に後退した前回首位のワイモバイルに3.5ポイント差をつけました。ワイモバイルは大手キャリアではトップとなり、前回より4.9ポイントもスコアを伸ばしましたが及びませんでした。

14企業・ブランドを対象にした銀行は、前回ソニー銀行に首位の座を奪われた住信SBIネット銀行が2年ぶりに1位となり、入れ替わりでソニー銀行が2位に後退しました。今回も上位は新形態銀行が独占し、メガバンクなど5行の中ではりそな銀行がトップでしたが、スコアは住信SBIネット銀行に10ポイント以上差をつけられています。

前回、2年ぶりの調査となったフィットネスクラブは、6企業・ブランドの中からカーブスが2年連続でトップに立ちました。カーブスは調査が中断する19年度まで6年連続で首位になっています。

このほか、サービス業の中で注目を集める業種を対象にした特別調査を4業種で実施しました。6企業・ブランドを対象にしたガス小売りは西部ガスが、同じく6企業・ブランドを対象にしたQRコード決済はPay Payが、いずれも2年連続で1位となりました。
格安の携帯事業者であるMVNO（仮想移動体通信事業者）はソフトバンクにサービス統合されたLINEモバイルに替わり、イオンモバイルを対象に加えた5企業・ブランドの中から、前回1位となったインターネットイニシアティブのIIJmioと前回2位に下がったオプテージのmineoが同点でトップになりました。
また、今回が2回目となる電子マネーは6企業・ブランドの中から、前回2位のiDが初の首位を獲得しました。前回トップのQUICPayはスコアを2.5ポイント落とし、2位になりました。

JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、日本生産性本部のサービス産業生産性協議会（SPRING）が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。

各業種のランキングは日本生産性本部サービス産業生産性協議会(SPRING)のプレスリリースをご覧ください。
https://www.jpc-net.jp/research/detail/006033.html

当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。

▼このニュースに関するサービス
JCSI活用サービス