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カブシキガイシャ ニッポンの お悩みデータベース| 人材不足に世代間ギャップ、リモート勤務の弊害も… ビジネスパーソン調査結果を読み解く

 日経リサーチは、ビジネスパーソン3,008名に「仕事上の困りごと」を調査した。

 

 本コラムでは、提示した16の困りごとの中で最も多かった「人材の採用・教育・活用」と、役職や職種を問わず困りごとになっている「対人関係・チームワーク」「業務量・時間管理」「ワークライフバランス」の4つについて、自由回答で聴取した具体的な悩み・課題を紹介する。

 

 

お悩みデータベース_連載1グラフ

人材の採用・教育・活用

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  ビジネスパーソン全体の約4割が「人材の採用・教育・活用」を困りごとに挙げたが、特に役員・本部長・部長といった役職の高い層で課題感が強く、6割を超えた。

 

 人材不足を理由に採用しても、人材不足で教育する人がいない、人材を活用できる人もおらず定着しないという声が多かった。欠員の補充で精一杯の企業が多いようだ。教育については、人材の流動性が低い企業において中堅社員へのリスキリングの必要性や、教育の効果検証に課題を感じるといった声もあった。

 

図版1

対人関係・チームワーク

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 「対人関係・チームワーク」については、中途社員とそれ以外、年配者と若者の間など、意識のギャップについて言及する声が目立った。加えて、リモート勤務やフリーアドレスが一般化して個人の自由度は増した一方、対人やチームの関係性構築の難しさが課題になっている。

 

図版2

 

業務量・時間管理

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 「業務量・時間管理」についても、リモート勤務による負荷の増大や、管理のしづらさを挙げる声が目立った。また、システム部門ではセキュリティ関連の脅威増加、総務・人事部門では健康経営推進に対する課題など、職種ならではの回答も見られた。

 

図版3

ワークライフバランス

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 育児中のビジネスパーソンから、働き方やキャリアプランに関して痛切な声が多く挙がった。同時に、育児中の社員をカバーする人の負担などの問題もあり、それぞれの立場で不満がある状況。また、ワークライフバランスの捉え方が人によって異なることで、会社の指針や他人の行動と違いを感じる人もいる。

 

図版4

 

  調査概要

調査手法: インターネット調査
調査内容: 仕事上の困りごと、困りごとについて感じていること(自由回答)など
調査地域: 全国
調査対象者:

ビジネスパーソン(経営者・役員、正社員・職員、商工自営・自由業)

回収サンプル数:

3,008名

調査実施:

2024年7

 


日経リサーチが提供する「日経IDリサーチサービス」では、日経電子版の読者を主な調査対象とし、幅広い層のビジネスパーソンの意識や動向を把握できます。貴社のビジネス課題解決に、「日経IDリサーチサービス」をぜひご活用ください。

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