ルミネ新宿が3連覇!2024年版首都圏商業施設集客力ランキング|東京駅の2施設が急上昇 「施設と駅のセンサス」施設編最新データより
日経リサーチは2009年から1都3県の商業施設の利用実態を定期的に調査しています。今年も9月に「施設と駅のセンサス」施設編として、289カ所を対象に、約6万人から施設の利用実態や利用者の属性を聴取しました。今回はその最新データをご紹介します。
3年連続で「ルミネ新宿」が首位!
利用者の直近3カ月以内の来場経験から算出した数値を「集客力」とし、それが高かった商業施設のランキングを作成しました。1位は「ルミネ新宿」で、本調査を大幅リニューアルした2022年から3年連続でトップを維持しています。TOP10は前回11位の「大丸東京店」がランクインした以外は、順位の変動はあるものの、同じ顔触れとなっています。前回10位の「そごう横浜店」は11位で、TOP10圏外ではあるものの、上位を維持しています。
首都圏利用商業施設集客力ランキングTOP10
※以降、「GRANSTA東京(グランスタ東京)」は、「GRANSTA東京」、「池袋サンシャインシティ(アルタ、アルパ)」は「池袋サンシャインシティ」と表記
上位は幅広い年代の支持 渋谷は若者の街を再確認
次に、年代ごとのTOP10をみてみます。全体で首位だった「ルミネ新宿」は10代~40代でも首位、50代、60代でもランクインしています。2位に急上昇した「GRANSTA東京」は50代で首位に輝き、ルミネ新宿が圏外となった70代を含め全ての年代で顔を出しています。上位に進出するには、幅広い年代から支持される必要があるようです。
また、10代、20代ではTOP10に「渋谷ヒカリエ」「SHIBUYA109」「渋谷スクランブルスクエア」「渋谷パルコ」という渋谷の4施設が入ったのに対し、30代~50代は「渋谷ヒカリエ」の1施設のみ、60代、70代ではランクインした施設はなく、渋谷=若者の街であることが改めて確認できます。
高年齢層ほど百貨店がランクイン 年代別で利用目的に差
百貨店についてみると、30代で3施設、40代で5施設、50代で7施設、60代で8施設、70代ではGRANSTA東京を除く9施設と、年代があがるにつれて百貨店が増えています。百貨店の中で「西武池袋本店」「伊勢丹新宿店」「銀座三越」は、幅広い年代から支持されています。ただ、伊勢丹新宿店の利用目的を年代別で比較すると、60代、70代で「食品・惣菜の買い物」が6割台だった一方、30代では3割台にとどまるなど利用目的が異なっており、同じ施設でも年代によって利用状況が異なることがわかります。
首都圏利用商業施設集客力ランキング 年代別 TOP10
「施設と駅のセンサス」は商業施設ごとの利用目的・理由、利用金額や滞在時間、来場手段や同伴者、ポイントカードの有無などの利用状況に加え、家族構成や職業、世帯年収、情報収集源など利用者のプロフィールも細かく聴取しております。ぜひ店舗・施設の企画・開発・運営などにご活用ください。
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