ヨドバシ・ドット・コム、顧客満足度10年連続１位！
銀行、エンタメなど7業種70企業・ブランド調査
2023年度JCSI（日本版顧客満足度指数）第２回調査結果
株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI（日本版顧客満足度指数）」の2023年度第２回調査（2023年７月実施）の結果が発表されました。
JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、今回は7業種（通信販売、エンタテインメント、フィットネスクラブ、銀行、ガス小売り、QRコード決済、電子マネー）の有力70企業・ブランド（ランキング対象は56）について測定しました。
14企業・ブランドが対象の通信販売はヨドバシ・ドット・コムが10年連続で1位になりました。2位は前回3位のオルビス、3位は同5位のユニクロオンラインストアでした。ヨドバシが前回よりスコアを落とし、2位との差が縮まりましたが、それでもまだ5ポイント以上開きがあります。
前回まで総合・モール型と自社ブランド型に分かれていたサブカテゴリ―は今回から業種別に細分化され、ECモールが楽天市場、テレビショッピング・カタログ通販がベルメゾン、化粧品・健康食品がオルビス、家電量販店がヨドバシ・ドット・コム、衣料品はユニクロオンラインストアがそれぞれ満足度1位に輝きました。
エンタテインメントは5企業・ブランドの中から、前回よりスコアを1.7ポイントアップさせた宝塚歌劇団が、3.7ポイントの大幅ダウンとなった劇団四季から１年で首位を奪い返しました。前回大幅ダウンした3位の東京ディズニーリゾートのスコアは横ばいでした。
フィットネスクラブは今回、ティップネスがランキング対象外となり、5企業・ブランドの中から、カーブスが3年連続でトップに立ちました。ただ、スコアは前回から3.1ポイントの大幅ダウンで、3位から2位に浮上したルネサンスとはわずか0.3ポイント差です。
14企業・ブランドを対象にした銀行は、住信SBIネット銀行が2年連続で1位になりました。同行も2年連続2位のソニー銀行もスコアは横ばいです。3位には今年1月に商号を変更したSBI新生銀行が入りました。今回も上位は新形態銀行が独占し、メガバンク5行の中では埼玉りそな銀行が1位でしたが、スコアはトップとは10ポイント近く離れています。
このほか、サービス業の中で注目を集める業種を対象にした特別調査を3業種で実施しました。いずれも6企業・ブランドが対象で、ガス小売は西部ガスが3年連続で1位、QRコード決済は前回3位の楽天ペイ、電子マネーは同2位のQUICPayがそれぞれ1位になりました。楽天ペイは前回から2.4ポイントの上昇で、2019年度以来4年ぶりの首位返り咲き。QUICPayは前回トップのiDをかわして1年で復帰しました。
また、今年度から、推奨意向（おすすめ度）と、その企業・ブランドを利用した際にどの程度感動や驚くような経験をしたかを示す感動指標を新たに公開しています。
通信販売、エンタテインメント、フィットネスクラブの3業種は顧客満足のトップが両指標でも1位になりました。一方、銀行は推奨意向がソニー銀行、感動指標がauじぶん銀行、電子マネーは推奨意向がiD、感動指標がWAONと、各指標でトップが分かれました。
JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、日本生産性本部のサービス産業生産性協議会（SPRING）が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。
各業種のランキングは日本生産性本部サービス産業生産性協議会(SPRING)のプレスリリースをご覧ください。
https://www.jpc-net.jp/research/detail/006581.html
当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。
