松井証券が10年ぶりトップ、劇団四季と宝塚歌劇団は同点1位 顧客満足度、レクサス店は10年連続首位
株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の2026度第1回調査(2026年4月実施)の結果が発表されました。
JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、合計9つの指標について測定しており、その中から、経営目標に活用しやすい指標として、「顧客満足」と「推奨意向(おすすめ度)」、「感動指標」の3つの調査結果を発表しています。今回は7業種(自動車販売店、飲食、カフェ、エンタテインメント、携帯電話、証券、MVNO)の有力68企業・ブランド(以下、社と表記。ランキング対象は60社)について各指標を測定しました。
今回は業種【証券】で松井証券が、9連覇中だったSBI証券をかわして10年ぶりに首位に立ちました。エンタテインメントでは昨年度トップに返り咲いた宝塚歌劇団と2位に後退した劇団四季が同点で1位に並びました。
これ以外の5業種ではトップは昨年度と変わらず、中でも【自動車販売店】でレクサス店が10年連続で満足度1位を達成しました。また、松井証券、劇団四季、レクサス店、カフェのコメダ珈琲店、携帯電話のpovoの5社は、顧客満足、おすすめ度、感動指標の3冠に輝きました。
【証券】は調査対象10社、ランキング対象8社の中から、ネット証券(対象5社)1位で昨年度3位の松井証券が、9年連続で首位だったSBI証券を抜いて10年ぶり7回目の顧客満足トップに輝きました。松井証券は昨年度からスコアを1.7ポイント伸ばし、わずかにスコアを落としたSBI証券をかわしました。おすすめ度と感動指標は昨年度に続いて首位でした。対面証券(調査対象5社、ランキング対象3社)では今回は大和証券が顧客満足1位でしたが、ネット証券に対して依然として各指標で水をあけられています。
【エンタテインメント】は6社(ランキング対象は5社)の中から、2年連続の宝塚歌劇団と、2年ぶり9回目の劇団四季がともに82.9ポイントの高得点で顧客満足1位に並びました。劇団四季は昨年度よりスコアを1.5ポイント伸ばして2位から浮上したほか、おすすめ度でも宝塚歌劇団から首位を奪い、感動指標と合わせて3冠を達成しました。
【自動車販売店】はラグジュアリー、国産、輸入という3つのサブカテゴリーのうち、2年間ランキング対象が0だった輸入がラグジュアリーに吸収され、今回から2つに集約されました。調査対象・ランキング対象ともに10社の中から、ラグジュアリーで1位だったレクサス店が全体で10年連続の1位に輝きました。スコアは昨年度から1.1ポイントアップの82.0で、2位との差は5.7ポイントに開きました。2位はBMW正規ディーラー、3位は国産でトップのダイハツの正規販売店でしたが、いずれも昨年度は5位以内に入っておらず、逆に昨年度2位のメルセデス・ベンツ正規ディーラーと3位のスズキの正規販売店は今回5位以内に入れない状況で、レクサス店以外は順位の変動が激しくなっています。レクサス店はおすすめ度と感動指標も2位に5ポイント以上の差をつけて首位を独走しています。
【飲食】は洋食(調査対象10社、ランキング対象8社)と和食・中華等(調査・ランキング対象10社)という2つのカテゴリーの中から、サイゼリヤが6年連続で1位に選ばれました。スコアは昨年度から1.1ポイント伸ばし、81.1と今回も高得点でした。昨年度は上位を洋食が占めましたが、今回は和食・中華等でトップの木曽路がスコアを3.1ポイントもアップさせ、昨年度の全体5位から2位に浮上しました。木曽路はおすすめ度と感動指標は昨年度に続いて飲食全体のトップでした。
【カフェ】(調査対象7社、ランキング対象5社)はコメダ珈琲店が2年連続で首位になり、おすすめ度、感動指標と合わせて今回も3冠を達成しました。顧客満足2位はスターバックス、3位はドトールで、この順位は今回も変わりませんでした。
9社が対象となった【携帯電話】は、大手3社のオンライン専用ブランドというサブカテゴリー(対象は3社)で1位になったKDDI系のpovoと2位のLINEMOが、3年連続で全体の1位と2位になりました。povoはスコアも昨年度から3.1ポイント伸ばして80ポイントの大台に乗せ、おすすめ度と感動指標を合わせて3冠2連覇を達成しました。LINEMOもスコアをアップさせましたが、両者の差は6.8ポイントに広がりました。大手キャリアのメインブランド・サブブランド(対象は6社)でトップになった楽天モバイルが3年連続で全体の3位に入りました。
このほか、サービス業の中で注目を集める業種を対象にした特別調査を、格安の携帯事業者である【MVNO(仮想移動体通信事業者)】について実施しました。調査対象6社(ランキング対象は5社)の中から、関西電力グループ系のmineoが5年連続でトップになりました。2位には昨年度3位のイオンモバイルが浮上、その差はわずか0.4ポイントです。おすすめ度はイオンモバイル、感動指標はmineoがそれぞれ首位でした。
JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、日本生産性本部のサービス産業生産性協議会(SPRING)が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。各業種のランキングはSPRINGのプレスリリースをご覧ください。
https://www.jpc-net.jp/research/detail/008080.html
当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。お気軽にお問い合わせください。
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