GLOBAL BRAND SURVEY
2024 総合ランキング（アジア８か国・地域版）

アジアでもっともブランド価値が高い企業は「SAMSUNG」

日本企業の海外拠点数上位のアジア主要8か国、地域（中国、台湾、タイ、インド、　ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン）において、ブランド価値が最も高いのは、韓国企業の「SAMSUNG」。２位はドイツ企業の「adidas」、３位は米国「Apple」と続き、日本企業以外がトップ３。
「SAMSUNG」はベトナムで1位、タイ、インドで2位、フィリピン、インドネシアで３位、マレーシアで5位と中国、台湾以外のアジア各国で高いブランド価値を形成している。

アジアでブランド価値の高い日本企業は？

ブランド価値トップ50の中に日本企業が20社ランクイン。日本企業で最も高いのは、「SONY」が4位。続いて「HONDA」が6位、「TOYOTA」が7位、9位に「Panasonic」がトップ10入りし、アジア各国でブランド浸透している企業が上位にランクされている。以下、「YAMAHA」11位、「Canon」18位、「NISSAN」が20位と続く。日本企業の上位企業は、「自動車関連」、「電子機器関連」企業が多くなっている。

「SONY」はベトナム（４位）、マレーシア（4位）、インド（4位）、フィリピン（5位）台湾（6位）、タイ（7位）のインドネシア、中国以外でブランド価値が上位にランク。「HONDA」はタイ、インドネシアで1位、インドで3位、フィリピンで4位となっている一方で、マレーシアで14位、中国で19位、台湾で37位と国間での価値の高さに違いがみられる。「Panasonic」も同様に、マレーシアで1位、ベトナムで2位と上位に位置しているが、その他の国、エリアとの差は大きい。

自国企業が強い中国、苦戦する日本企業

中国でブランド価値1位の企業は「Haier」、3位に「BYD」、5位「Tencent」6位「Midea」とトップ10に中国企業が４社を占めており、他のアジアの国、地域とは違い、自国企業のブランド価値の高さがうかがえる。以下、22位に「Hisense」、29位に「CHERY」が続く。
一方、日本企業で最も高い「TOYOTA」が16位、つづいて「HONDA」19位、「SONY」20位、「Canon」24位、「Panasonic」28位と、相対的に日本企業のブランド価値が、他のアジアの国、地域よりも低くなっている。