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調査・統計用語集

寄与率

寄与率は統計学あるいは統計的データ解析の分野では、なんらかの解析モデルにおいて、複数の変数があった時、それぞれの変数が、ある基準に対して貢献している(寄与している)割合である。
 典型的な例として主成分分析を考える。主成分分析は複数個(たとえば10個)の変数を、固有値分解して固有値(主成分の分散)の大きい順に、第1主成分、第2主成分、…第10主成分--というように、直交(無相関)する10個の成分に分解する手法であった。この時、各主成分の分散の割合を寄与率という。たとえば第1主成分の分散(固有値)が4であれば、寄与率は40%ということになる。
 重回帰分析モデルでも説明変数の寄与率を考えることができる。ただし、重回帰分析の場合は一般に、説明変数が互いに無相関ではないため、決定係数を説明変数ごとの寄与率に分解することができない。相関があるために、説明変数間で、寄与に重なる部分があるためである。
 主成分分析や重回帰分析などの多変量解析モデルの他にも、一般になんらかの基準を定められる場合、複数の説明変数が、その基準に対してどの程度(しばしば割合)の寄与をしているかという定義をするこは多い。定義はそれぞれの分野で多少の相違がある。

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